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電気抵抗


導電体試料は、四端子法で測定します。

【測定温度範囲】
金属試料でリード線をスポット溶接できるもの −196℃〜1200℃
その他の導電体(SiC、カーボン他)は −196℃〜900℃


電気抵抗率測定装置 ARC-TER-1

白金線(99.99%)電気抵抗率

白金線電気抵抗率測定値


測定装置 測定温度範囲 測定雰囲気
電気抵抗率測定装置 ARC-TER-1 −196〜1200℃ 大気中、不活性ガス中(Ar)


絶縁体は極絶縁計で測定します。

測定装置 測定温度範囲 測定雰囲気
東亜電波製極超絶縁計 SM-8210 室温 大気中


 このたびアドバンス理工叶サ 電気抵抗測定装置TER-2000RH特型を設置いたしました。電気抵抗測定は長い試料を用いて高い精度を得るものですが、加熱時に試料長に沿って温度むらが生じると測定の正確さを低下させる原因になります。新装置は小社の従来の装置と比較して加熱時の試料の温度均一性にすぐれ、温度むらの無い状態で測定することができます。
 またランプ加熱炉の特徴をいかし、試料近傍温度ではなく試料自身の温度を検出、制御しますので、温度条件を揃え、温度ずれの無いデータを得ることができます。
 電気抵抗は極めて組織敏感、構造敏感な物性ですので、様々な相変態やひずみ回復、時効析出、硬化など広く多方面の研究に用いられております。
 試料、材料の固有値としての電気抵抗率測定のほか、広くご利用ください。

主な仕様
(1)測定法:直流四端子法
(2)測定範囲:5 × 10-5 〜100 Ω
(3)試料寸法:基本的に角または 径 3 mm × 長 80 mm
  (試料の材質によっては 80 mmより短くとも可)
   室温のみの測定であれば 長 30〜50 cmも可
(4)測定温度範囲: 室温〜1000 ℃
(5)雰囲気:アルゴンガスフロー
(6)加熱炉:赤外線集光式ランプ加熱炉
(7)加熱測定様式:定温保持式(100 ℃ピッチ等)または定速昇温式(5〜10 ℃/分)
(※)−196 ℃および−190 ℃から室温まで 50 ℃ピッチ、100 ℃ピッチ等での測定も可能です。(大気中)

TER-2000RH特型
TER-2000RH特型


測定例

[1] 純銅(99.997% / 径 5 mm × 長 73 mm)

測定温度:室温
温度
(℃)
体積抵抗率
(μΩ・cm)
導電率
(106 S/m)
% IACS 重量抵抗率
(Ω・g/m2
20.6 1.719 58.18 100.3 0.1532


[2] 純ニッケル(99.99 % / 径 1.0 mm × 長 80 mm)

 昇温速度:5℃ / 分
純ニッケル

[3] 純鉄(99.995 % / 径 1.0 mm × 長 80 mm)

 昇温速度:5℃ / 分
純鉄

[4] 軟鋼(SPCC / 厚 0.5 mm × 幅 10 mm × 長 100 mm)

 昇温速度:5℃ / 分
軟鋼
本軟鋼には炭素以外にCu,Mg,Mn,Si等の不純物元素が含まれております。これらの影響で磁気変態,αγ変態の各温度が純鉄と比較して高温側に現れたと思われます。


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