[目次]
第1章 金属物理談話室
1. 金属物理とは
2. 転位とは?(1)
3. 転位とは?(2)うずまき型の結晶成長をおこす転位
4. 析出核の形成―時効硬化について―
5. 破壊の問題
6. 固溶体の構造(1)
7. 固溶体の構造(2)
8. ソ連と転位論(1)
9. ソ連と転位論(2)
10. 金属の気体と液体
11. 結晶粒界の構造
12. 金属と拡散
13. 拡散の機構
14. カーケンドール効果
第2章 金属の塑性
1. タヌキの金のタマの話―金属の塑性
2. 転位論の歴史
第3章 時効硬化研究の歩み
1. はじめに
2. 発端
3. 初期の時効硬化理論
4. 初期の時効性合金の開発
5. 1930年代の研究
6. むすび
第4章 金属学の話題
1. 定量組織学の第一歩
2. 融液から直接金属フィラメントを作る話
3. アルミニウム合金は変わってゆく
第5章 随想
1. 楽しむための苦労
2. めでたくもなく卒業してから―道を与えてくださった方々
3. 材料開発ができなかった話
4. 金属を知るとは―その可能な方法をさぐる
5. 滔々たる学問の流れの中で―時効析出と私―
6. 2度目の定年
7. 嬉しかったビジョンの発見―「百万人の金属学」を監修して
研究生活を顧みて―退官記念講演会にて―
幸田成康「金属」誌 執筆文献リスト
資料
幸田先生と私(長崎誠三)
出版にあたって(諸住正太郎)
索引
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