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続・海軍製鋼技術物語 続・海軍製鋼技術物語
―米海軍「日本技術調査報告書」を読む―
品切・重版未定

堀川一男 著

2003年7月31日 初版1刷
ISBN 978-4-901496-08-7 C0057
発行 アグネ技術センター
A5判・並製/ 112頁
定価 1,728円(本体価格1,600円+税 8%)

→厚さ:10mm,重さ:240g

正誤表

「大和」,「武蔵」などに装備されていた旧海軍の徹甲弾や装甲鈑の「甲鈑貫徹力」や「耐弾抗力」などの性能は世界に冠たるものと製鋼技術者として自負してはいた.しかし外国の甲鈑や弾丸と直接比較することが困難であった.そのため果たしてその通りだったかどうかについては当事者としてもいささかの疑念はあった.第二次大戦では艦隊同士が激突して砲戦を交える決戦に遭遇しなかったので,この点を実証する機会もなかった.
米軍は,戦争が終結するといち早く来日して日本海軍の技術を克明に調査するとともに日本の弾丸や甲鈑を米国に持ち帰り,実射を含む各種の確性試験を詳細に実施していた.その報告書類が機密保持期間が過ぎてワシントンの国立公文書館に移され開示された.先般その内容に接することができビックリした.戦時中に海軍が実施していた製鋼作業の実態とその製品の性能が事細かく正確に記載されており,驚いたことにベールに包まれていた「外国の甲鈑や弾丸との性能比較」も極めて正確に記載されていた.今日までのわが国の文献には全然論じられていなかった貴重な資料が包括されていたわけである.
本書はこれらを本邦初公開することになった.2000年に刊行された「海軍製鋼技術物語」を補完するための著書ではあるが,本書単独でも十分に知識欲旺盛な読者諸賢の興味をそそるであろう.
―著者―

[目次]

はじめに
 米国海軍の日本海軍技術調査団報告書との出遭い

1.米国海軍の日本海軍技術調査団報告書
 米海軍の日本技術調査団の来呉
 米海軍の日本技術調査団の報告(Report of U.S.Naval Technical Mission to Japan 1945〜1946)
 日本の製鋼法(Japanese Steel Manufacturing Methods)
 日本の弾丸(Japanese Projectiles. General Types)
 日本の海軍砲(Japanese Naval Guns)
 日本の装甲鈑(Japanese Heavy Armor)
 日本の防弾甲鈑その1(Japanese Light Armor, Article 1)
 日本の防弾鋼板その2(Japanese Light Armor, Article 2)

2.弾丸用素材の製造法
 塩基性電炉製鋼法
 酸性平炉製鋼法
 弾丸鋼の化学成分
 弾丸用素材の造塊と成型の工程
   弾丸の成型/大口径弾の被帽の成型/大口径弾の被帽頭の成型
 徹甲弾体の機械的性質

3.徹甲弾の熱処理技術
 日本の徹甲弾の構成
 徹甲弾の熱処理技術の重要性
 徹甲弾弾体の熱処理と硬度規格
 被帽の熱処理と硬度規格
 被帽頭の熱処理と硬度規格

4.徹甲弾の品質性能
 徹甲弾の化学成分
 徹甲弾の組織
 徹甲弾の硬度
 徹甲弾の機械的性質

5.装甲鈑の製造法
 均質甲鈑と表面硬化甲鈑
 装甲鈑の製鋼(甲鈑の番号)と加工
 装甲鈑の浸炭作業
 装甲鈑の調質作業
 装甲鈑の表面硬化作業
 装甲鈑の工程検査
 装甲鈑の寸法と重量の許容差
 VH甲鈑発明の経緯
 戦中よりも戦後に奮闘した装甲鈑用大型圧延機

6.装甲鈑の品質性能
 装甲鈑の化学成分
 装甲鈑の組織
 装甲鈑の硬度
 装甲鈑の機械的性質

7.徹甲弾と装甲鈑の射撃試験と規格
 射撃試験場
 徹甲弾の射撃試験と領収試験規格
 装甲鈑の射撃試験
 装甲鈑の領収試験規格
 装甲鈑の領収試験規格の戦時特例
 47mm試験射撃場と高速カメラ

8.日本の徹甲弾の甲鈑貫徹力と装甲鈑の耐弾抗力(射撃試験成績)
 徹甲弾の甲鈑貫徹力
 装甲鈑の耐弾力

9.海軍の航空機用防弾鋼板
 航空機用防弾鋼板の製法
 防弾鋼板の検査
 防弾鋼板の射撃試験
 防弾鋼板の開発研究
 ねじり式非射撃耐弾力試験法

10.海軍と民間の技術の交流
 呉製鋼部の民間企業への協力
 海軍製鋼技術から民生技術への転換
 海軍製鋼所自営の功罪

参考文献
あとがき
索  引

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