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セラミックス博物館 セラミックス博物館

藤田英一・杉山昌章 著

2009年12月10日 初版1刷
ISBN 978-4-901496-51-3 C0058
発行 アグネ技術センター
A5判・並製/ 272頁
定価 3,024円(本体価格2,800円+税 8%)

日本図書館協会選定図書(第2710回 平成21年12月9日選定)

→厚さ:14mm,重さ:420g

セラミックスには、人類の歴史とほとんど同時に出現して、古代から使われてきた「焼き物」と、新しい材料として電子部品やセンサ等に使われる工業用セラミックスとがある。この二面性を大事にして展示館を本館と新館の二つに分け、材料の変遷を眺める。
本館には、粘土の生い立ち、作陶、科学的に見る成形や焼成技術、古代エジプトの陶器から東洋の青磁・白磁に魅了された欧州王室の話題等、陶磁の文化・歴史が陳列される。
新館では、不思議な電気石の謎解きから近代科学が発展し、「焼き物」が電子部品、工業製品へと変化する様子を垣間見る。
文化を楽しむ人々も、また新材料研究に挑む人々も、本館と新館の渡り廊下を自由に往来しながら楽しんでいただきたい。

―著 者(S)―

[目次]

前書き

博物館入口ホール 陶磁の起源
 A1 言葉の起源
 A2 焼き物の起源
 A3 焼き物の発展

第1章 粘土の生い立ち
 1.1 岩石の種類と粘土鉱物
 1.2 岩石・粘土の多様性
   1.2.1 地殻を構成する多種類の酸化物
   1.2.2 種々の原子配列と熱力学
   1.2.3 相図(状態図)と相の自由エネルギー
 1.3 代表的な酸化物の状態図
   1.3.1 SiO2-Al2O3-MgO擬三元系相図
   1.3.2 工業材料との接点
 1.4 粘土の種類と産出地
   1.4.1 粘土の種類
   1.4.2 日本の六古窯その他の産地

第2章 陶磁器の製作と工夫
 2.1 作陶の手順と準備
   2.1.1 精製と土練り
   2.1.2 粘土細工に必要な道具
 2.2 陶磁器製作の実際―本焼きの手前まで―
   2.2.1 成形法の色々
   2.2.2 装飾法の色々
   2.2.3 素焼きの効用と方法
   2.2.4 絵付け
   2.2.5 釉薬掛け
 2.3 陶磁器製作の実際―本焼きへ―
   2.3.1 本焼き
   2.3.2 焼成に関する二三の追加

第3章 釉の多様性
 3.1 焼成と釉薬の原理
   3.1.1 焼結の機構
   3.1.2 釉薬とガラス
 3.2 釉薬の種類と日本の伝統
   3.2.1 釉薬の種類あれこれ

第4章 釉と陶器の強度と破壊
 4.1 胎土と釉薬の物理的・機械的性質
   4.1.1 融液中の結晶核生成
   4.1.2 貫入(ひび割れ)
 4.2 セラミックスの脆性破壊と物理特性
   4.2.1 脆性破壊の理論と実験
   4.2.2 陶磁器の硬さ
   4.2.3 熱伝導

第5章 東洋と西欧の陶磁
 5.1 東洋の陶磁の歴史と技術
   5.1.1 日本における初期の変遷
   5.1.2 大陸伝来と日本陶磁の推移
   5.1.3 茶陶
 5.2 中国・朝鮮の陶磁の歴史と技術
   5.2.1 中国における初期の変遷
   5.2.2 中国の主な窯場と産出陶磁
   5.2.3 朝鮮における陶磁の発展と日本
 5.3 西洋陶磁の発展
   5.3.1 先史の洞窟画と色
   5.3.2 彩色染色の伝統と色の安定
   5.3.3 陶磁の色
   5.3.4 西洋陶磁の始まり
   5.3.5 陶磁は東方より
   5.3.6 近世ヨーロッパにおける陶器生産
   5.3.7 ヨーロッパ磁器の誕生

第6章 近代社会の発展とセラミックス
 6.1 産業革命と大衆性・芸術性
 6.2 近代生活の中の陶器
   6.2.1 屋根瓦と煉瓦と建築タイル
   6.2.2 水廻りと衛生陶器
   6.2.3 絶縁碍子その他
 6.3 大砲製造と耐火煉瓦
   6.3.1 反射炉と耐火煉瓦
   6.3.2 近代製鉄に繋がる反射炉

第7章 新セラミックスの登場と工業化
 7.1 新セラミックスの案内板
   7.1.1 新セラミックスの特徴
   7.1.2 工業用ファイン・セラミックス
 7.2 代表的な原料の産地
 7.3 ファイン・セラミックスの製造原理
   7.3.1 種々の成形法と関連作業
   7.3.2 常圧焼結法
   7.3.3 真空焼結法
   7.3.4 反応焼結法
   7.3.5 加圧焼結法―ホットプレス
   7.3.6 加圧焼結法―HIP

第8章 構造用セラミックスの発展
 8.1 夢の高温材料
   8.1.1 非酸化物系セラミックスの登場
   8.1.2 高温材料開発への夢
   8.1.3 高温部材の新しい仲間
   8.1.4 構造用セラミックスの新たな応用
 8.2 強靭なセラミックス
   8.2.1 キュービックジルコニア
   8.2.2 セラミックスの脆さの克服
   8.2.3 相変態を利用した強靭化
   8.2.4 身近なジルコニア・セラミックスの応用例
   8.2.5 構造用セラミックスの現状

第9章 誘電体,導電性セラミックスの登場
 9.1 電気石の謎から誘電性セラミックスへ
   9.1.1 機能性セラミックスの案内板
   9.1.2 帯電から始まる電気と力学の結合
   9.1.3 強誘電体セラミックスの登場
   9.1.4 誘電分極の振る舞い
 9.2 身の回りの誘電体材料
   9.2.1 コンデンサ(エネルギー蓄電器)材料
   9.2.2 誘電体共振器
   9.2.3 圧電素子(エネルギー変換器)
 9.3 電気を伝えるセラミックス
   9.3.1 チタニアの導電性の発見
   9.3.2 導電性の起源と各種導電機構
   9.3.3 導電性セラミックスの身近な応用
 9.4 イオン導電性と酸素センサ
   9.4.1 固体電解質としてのジルコニア
   9.4.2 酸素センサとしての応用

第10章 磁性セラミックスと高温超伝導
 10.1 磁石と羅針盤
   10.1.1 磁石の始まり
   10.1.2 電子の発見と磁性
 10.2 磁性セラミックスを代表するフェライト
   10.2.1 硬磁性と軟磁性
   10.2.2 スピネル系フェライトの構造と磁性
   10.2.3 強磁性体の磁区構造
 10.3 磁性セラミックスの焼結と加工
   10.3.1 フェライト磁石の製造方法
   10.3.2 ソフトフェライトの焼結
 10.4 磁性と超伝導のかけ橋

博物館の出口にて

索 引

後書き

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