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産学連携によるものづくりイノベーション

産学連携による
ものづくりイノベーション
―事例から学ぶ成功のカギ―



西田新一・田中洋征・野田尚昭

2023年12月30日 初版1刷
ISBN 978-4-86707-015-4 C0050
発行 アグネ技術センター
A5判・並製/ 307頁
定価 3,080円(本体価格 2,800円+税 10%)

→厚さ:14 mm,重さ:460 g

「何のために産学連携を行うのか」「産学連携によって得られるメリットはどのようなものか」「具体的にどのようにやればよいのか」等の疑問点を明らかにし,豊富な事例を示した.
積極的に取り組みたいと願っている研究者,技術者,また会社の経営者にとって必読の書.


[目次]

 「序言」本著の目的

 1 産学連携の背景とその重要性(西田新一)
  1.1  産学連携とは?
  1.2  産学連携の意義とその背景
   1.2.1 戦後の経済発展における重要部門の変化
   1.2.2 戦後の経済発展に忍び寄る影とその解決に向けて
  1.3  産学連携の重要性
   1.3.1 企業のメリット・デメリット
   1.3.2 大学のメリット・デメリット
   1.3.3 企業の成長戦略と成果の分配
  1.4 まとめ

 2 産学連携の具体的推進方法(西田新一)
  2.1  産学連携のタイプと進め方
   2.1.1 会社側から大学へのアプローチ
   2.1.2 大学側から会社へのアプローチ
  2.2  産学連携とオープン・イノベーション
  2.3  産学連携の具現化
  2.4  産学連携の評価と締めくくり
  2.5  まとめ

 3 産学連携を失敗しないために(田中洋征)
  3.1  ベンチャービジネス失敗の実例
   3.1.1 創業時の開発商品「カラス撃退器の開発」
   3.1.2 複数商品の開発
   3.1.3 忍び寄る倒産の危機
   3.1.4 倒産から学ぶ教訓
  3.2  特許の重要性と再起するための戦略
  3.3  産学連携のためのニーズ
   3.3.1 産と学との認識の違い
   3.3.2 大学研究室の実力と見えない魅力
  3.4  企業が選ぶ学者(先生)
  3.5  学者(先生)へのコンタクトの仕方と研究の進め方
  3.6  産学連携の課題
   3.6.1 産学連携に関わる大学の課題
   3.6.2 産学連携の課題(大企業との共同研究の課題)
  3.7  まとめ

 4 外部資金獲得への挑戦(田中洋征)
  4.1  研究・事業化のジレンマ
  4.2  新規事業化のための産学連携の開始はいつからか
  4.3  申請書作成のポイント
  4.4  ベンチャーキャピタルの投資条件
  4.5  助成側の審査における着眼点
  4.6  まとめ

 5 コーディネーターの重要性(田中洋征)
  5.1 第3の義務としての産学連携
  5.2  日本のものづくりは世界で最も優れた伝統技術である
  5.3  日本のものづくりを巻き返すために
  5.4  コーディネーターが未知のシーズを発掘し事業化することこそ特権
  5.5  零細企業の宣伝費ゼロの販売戦略(正攻法の戦略)
  5.6  宣伝費を使わずに販売に成功した実例
  5.7  コーディネーターへの期待の言葉
  5.8  まとめ

 6 産学連携による具体的成果の事例
  6.1  食品用サニタリー新型ガスケットレス管継手の開発(野田尚昭)
   6.1.1 研究背景
   6.1.2 食品関係の配管の問題点
   6.1.3 課題解決
   6.1.4 事業化への取り組み
   6.1.5 まとめ
   補足資料1:工業用配管におけるシール効果を発揮する弾性変形部の寸法について
   補足資料2:蒸気配管用GLフランジのシール効果に及ぼす異なる呼び径の影響について
   補足資料3:硬質塩化ビニル製GLフランジの開発
   GLフランジのシール効果のメカニズム(補足資料のまとめ)

  6.2  インテリジェント力制御を用いた木材研磨ロボットシステムの技術開発(田中洋征)
   6.2.1 研究背景
   6.2.2 インテリジェントサンダー・ロボットの特長
   6.2.3 開発体制とその後の展開
   6.2.4 画期的だった金型磨きロボット

  6.3  耐疲労・耐緩み性兼備のねじ締結体の開発(西田新一)
   6.3.1 研究背景
   6.3.2 画期的な耐疲労ボルトの開発
   6.3.3 耐緩み性ねじ締結体
   6.3.4 耐疲労・耐緩み性兼備のねじ締結体
   6.3.5 まとめ

  6.4  極めて緩みにくいボルト・ナットの開発(田中洋征)
   6.4.1 研究背景
   6.4.2 極めて緩みにくいねじ第1号二重ねじ機構に基づくスーパーロックボルトの開発
   6.4.3 極めて緩みにくいねじ第2号スーパースリットナットの開発
   6.4.4 極めて緩みにくいねじ第2号の派生製品の開発と事業化対策
   6.4.5 新製品(1号,2号)の技術的特長
   6.4.6 外部資金導入と事業化
   6.4.7 研究が終わって

  6.5  環境調和型非アスベストシール材の開発(田中洋征)
   6.5.1 研究背景
   6.5.2 研究体制と研究課題

  6.6  軽量化と安全性を考慮した自動車用衝撃吸収部材の開発(田中洋征)
   6.6.1 研究背景
   6.6.2 隔壁をつけた角筒型吸収部材の解析
   6.6.3 提案する膨張―圧縮型エネルギー吸収部材
   6.6.4 従来技術・競合技術との比較
   6.6.5 膨張―圧縮型エネルギー吸収部材の組み合わせ
   6.6.6 技術の特長
   6.6.7 想定する用途,他の利用分野
   6.6.8 事業化への提案

  6.7  焼嵌め接合で構成されためっき鋼板用セラミックロールの開発(野田尚昭)
   6.7.1 研究背景
   6.7.2 従来の浴中ロールの問題点
   6.7.3 課題解決
   6.7.4 事業化への取り組み
   6.7.5 まとめ
   補足資料1: 焼嵌め接合で組み立てられたセラミックロールの溶融金属への浸漬について
   補足資料2: 焼嵌め接合で組み立てられたセラミックロールの機械的強度について
   補足資料3: 焼嵌め接合で組み立てられたセラミックスリーブの張り割れの防止について
   補足資料4: 焼嵌め接合で組み立てられたスリーブロールの軸の抜け出し現象について
   セラミックロールの種々の応用に関する研究成果(補足資料のまとめ)

  6.8  HWCVD法による高耐食性薄膜の開発(田中洋征)
   6.8.1 研究背景
   6.8.2 大学シーズ
   6.8.3 HWCVD法によるSiCN膜のまとめ
   6.8.4 外部資金導入と事業化
   6.8.5 産学連携の見えない効果

  6.9  ハニカム構造によるウルトラファインバブル(UFB)生成装置の開発(直列型ハニカム構造)(田中洋征,野田尚昭)
   6.9.1 研究背景
   6.9.2 微細気泡生成装置の現状と開発
   6.9.3 ハニカム構造による革新的UFB生成装置
   6.9.4 気泡径分布測定装置(UFB装置)
   6.9.5 UFBの特長と機能性調査
   6.9.6 窒素UFBによる鮮度保持と酸化・腐敗防止実験
   6.9.7 ウルトラファインバブル(UFB)水の可能性
   6.9.8 全国にPRと事業化

  6.10 ハニカム構造によるウルトラファインバブル(UFB)生成装置の開発(並列型ハニカム構造)(野田尚昭,田中洋征)
   6.10.1  研究背景
   6.10.2  現状のUFB生成装置の問題点とその改善策
   6.10.3  並列型ハニカム構造を使用するUFB生成装置
   6.10.4  大型UFB生成装置と小型UFB生成装置の詳細
   6.10.5  大型UFB生成装置と小型UFB生成装置の性能比較
   6.10.6  バブル直径xを変化させたときのUFB密度分布Ndexpx)について
   6.10.7  微細気泡UFBの応用分野について
   6.10.8  各種UFB液の医療分野への応用について
   6.10.9  UFB炭酸浴の医療への応用について
   6.10.10  病気(ASOの重症化)の原因は老化現象であること
   6.10.11  炭酸ガスの安全性について

  6.11 高齢者・障がい者の自立歩行を支援する半自動引き戸装置の開発(田中洋征,野田尚昭)
   6.11.1  研究背景
   6.11.2  現状の引き戸装置の問題点
   6.11.3  半自動引き戸装置の課題解決メカニズム
   6.11.4  超高齢化社会の課題
   6.11.5  自立歩行が重要である理由と効果
   6.11.6  アンケート調査の実施
   6.11.7  終わりに

  6.12 海底資源の有効活用のための「ネック」を解決する技術開発(西田新一)
   6.12.1  研究背景
   6.12.2  海底資源の利活用のための「技術的ネック」を解決する技術開発
   6.12.3  技術的「ネック」を解決する揚鉱システムの提案
   6.12.4  本揚鉱システムの有望性を示す実験結果
   6.12.5  本揚鉱システムの主な用途
   6.12.6  まとめ

 7 総 括(西田新一)
  7.1  経済的に失われた30年間
  7.2  なぜ,経済的に失われた30年間が生じたのか
  7.3  経済的に一流国に復帰するためには
  7.4  本著の総まとめ(西田新一,田中洋征,野田尚昭)
  7.5  結びの言葉

 索 引



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