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＞＞鉄鋼の相変態

	鉄鋼の相変態 ――マルテンサイト変態を中心として―― クルヂュモフ・ウテェフスキー・エンティン　著西山善次監修，江南和幸　訳 1983年6月30日　初版1刷 19　年月日　初版2刷 ISBN　978-4-900041-00-4 C3057 発行　アグネ技術センター A5判・並製／368頁定価 ―――（本体価格5,500円＋税） →厚さ：21mm，重さ：530g
鋼の焼入れと焼戻しのプロセス、冷却に伴うオーステナイト相の基本的な変態、マルテンサイトの構造と下部組織、鋼の組織と性質の関係、これらの現象に対して炭素および合金元素がいかなる役割を演じているか、など解説、展望したものである。
［目次］監修のことば訳者まえがき原著序日本語訳への序文著者紹介緒言第1章　鉄のガンマ(γ)－アルファ(α)多形変態第2章　オーステナイトのパーライト変態　　1.　パーライトの形態　　2.　パーライト変態の結晶学的特徴　　3.　パーライト変態の速度論（カイネティクス）　　4.　パーライト変態の際の核生成および成長の速度　　5.　パーライト変態の基礎的反応　　6.　オーステナイト中での元素の拡散　　7.　パーライト変態のカイネティクスに合金元素が影響する理由第3章　オーステナイトからマルテンサイトへの変態　　1.　マルテンサイトの構造　　2.　オーステナイト－マルテンサイト変態の速度論（カイネティクス）　　3.　マルテンサイト変態の結晶学および自由エネルギー最小への系の移行と結晶　　4.　部分的不規則化の原因となる γ → α 変態の機構　　5.　炭素原子と転位の相互作用　　6.　照射したマルテンサイト中の炭素原子の再配列　　7.　塑性変形の影響　　8.　マルテンサイト結晶中の炭素原子の再配列現象の概略第4章　マルテンサイト格子中の炭素再配列現象　　1.　マルテンサイト格子中の炭素原子の平衡分布と規則化理論　　2.　形成直後のマルテンサイト格子と異常な正方晶軸比　　3.　マルテンサイト格子中の炭素原子位置の実験的決定とそこから生じる結論　　4.　部分的不規則化の原因となる変態の機構　　5.　炭素原子と転位の相互作用　　6.　照射したマルテンサイト中の炭素原子の再配列　　7.　塑性変形の影響　　8.　マルテンサイト結晶中の炭素原子の再配列現象の概略第5章　焼入れ鋼の焼戻し　　1.　焼戻しで生じる反応　　2.　マルテンサイトの分解　　3.　炭化物の形成　　4.　焼戻しに伴う残留オーステナイトの変態　　5.　焼戻し過程の概略図第6章　オーステナイトの中間変態（ベイナイト変態）　　1.　中間領域におけるオーステナイトの変態の速度論　　2.　ベイナイトの形態　　3.　中間変態における γ → α 転位の特徴　　4.　炭素鋼のオーステナイトの中間変態　　5.　ヴィデマンステッテンフェライトの形成　　6.　オーステナイトの中間変態における炭素の再配列　　7.　変態の結晶学とベイナイトの微細構造　　8.　中間変態の機構第7章　オーステナイトの変態生成物の構造と性質　　1.　構造用材料に対する基本的要請　　2.　フェライトの組成と性質　　3.　パーライトの組成と性質　　4.　ベイナイトの組成と性質　　5.　マルテンサイトの組成と性質　　6.　鋼の構造用途強度を増大するための処理の今日の傾向　　7.　新しい構造用鋼種　　引用文献　　用語と記号の簡単な解説　　訳者後記

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